若き日の放浪の旅
「あそこに帰ろう」と私達はよく言う。あそことは、一切よけいなものを持たずに走り抜けた砂漠のことである。あそこにはほんとうに何もなかった。そして私達にも、何もなかった。三百六十度、完全無欠の地平線と空しかなかった。
かくして建築家の相棒
シベリア、スペイン、シルクロードこたえは風のなか*
2001/日本図書刊行会
シベリアからスペイン/モロッコ/シルクロード
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