素形へ
建築家は何を考え、何を手懸かりに建築に取り組んできたのか。自らの無意識の覚醒と日常の背後に潜む見えない時間を強く意識して「素形(そけい)」という言葉を創った。進行中の3つのプロジェクトのドローイングや図面、模型写真を使いながら、その思考の軌跡を追う。
Ⅰ.空間から時間へ|素形/素形の時間/物と意識の均衡点/物と意識を編む/情報の時間, 身体の時間/ 海の博物館以後/ズレる機能/機能という名の制度/空間の解放/時間の蘇生
Ⅱ.CASEⅠ|十日町/場のかたちⅠ/雪/雪と光/情報のシェルター
Ⅲ.CASEⅡ|牛深/場のかたちⅡ/風と塩/木の空間/雑踏のシェルター
Ⅳ.CASEⅢ|安曇野/場のかたちⅢ/緑と空気/閉じられた箱・開かれた空間/アートのシェルター
Ⅴ.素形へ|建築を開く/意識を超えて/素形という時のかたち